Curriculum

CURRICULUM

年間スケジュール

春季講習会

まずはここからスタート。イメージ表現、小論文、デッサンの基本から学んでいきます。未経験者でも不安になることなくじっくり時間をかけて制作していきます。

一学期

新年度が始まります。まずは映像の基礎をイメージ表現や小論文、デッサンなどの様々な実技課題や、作品研究、写真ワークショップや映像実習を通じて学んでいきます。映像とはなにかということを体験し、学び、今後の表現のための土台を作ります。

夏季講習会

入試の形式に近い実践的な実技課題に取り組みつつ、映像実習ではより本格的な作品作りを経験します。各種推薦対策もここから始まります。朝から夜まで約一ヶ月の長丁場になりますが、入試期に向けた体力作りという点でも重要です。

二学期、三学期

幅広い形式の課題に取り組みながら、各自の作品作りにおけるテーマ=主題探しを始めていきます。「なにを」表現するのかという作品作りの根幹を、各自の経験や趣向性を掘り下げて形にしていきます。同時に作品研究で演出についても学んでいきます。

冬季講習会

一般入試に向けて、表現方法を模索していきます。各自の主題をベースに「どのように」表現するのかという演出法を共に考えてきます。毎年武蔵野美映像学科の教授が来校し、作品講評をしてくださる機会があります。

入試直前講座

いよいよラストスパートです。入試の形式に合わせた予想問題などに取り組み、これまで取り組んできた自身の制作法に磨きをかけ、作品の完成度を上げていきます。


授業内容

イメージ表現

作者の頭の中にある映像のイメージを、絵と言葉と使って表します。まず課題で与えられた短文やキーワードについて考え、自身の経験を掘り下げながら想像を膨らませましょう。それが世界観の土台となります。次に、いつ/だれが/どこで/なぜ/なにをするのか、といった具体的な設定をそこに与え、鑑賞者と世界観を共有するための骨組みを築きます。そして、その世界にカメラを持ってトリップしてみましょう。どのアングルで、どのようなカメラワークで切り取るのがベストか。そこに音はあるのか、風は吹いているのか、温度は、匂いは、といった体感的なことを濃密にイメージします。それにより鑑賞者に豊かな共感を生む作品となります。

小論文

武蔵野美大映像学科ではデッサンと同様のモチーフが配布され、それに対する観察から文章で描写をすることが求められます。なぜそのような形や質をしていて、その重さや軽さであり、それがどのように機能するのかという、目の前にある物に対し疑問を持つことから始めます。普段見慣れたものでも「なぜ」そうなっているのかという問いを持つことで見える世界が広がります。それが観察の基本です。日芸や東京造形大の小論文は武蔵野美大と比べるとオーソドックスな形式の小論文になります。テキストが配布され、指示されたテーマに対し、自身の解釈をわかりやすく提示していくといった内容です。ここでも日頃の観察が活きてくることは言うまでもありません。

デッサン

目の前の物に対する観察力を養うためにデッサンをします。小論文と同様に形や質に対する観察に加え、その物の印象を捉えるためにデッサンは有効です。デッサンは対象を3次元から2次元に変換する行為ですが、明度、彩度、面積などの対比を考慮しながら、遠近感を利用することで平面の中に空間を作るトレーニングを行います。入試対策はもちろんのこと、絵コンテやイメージボードといった映像制作のプロセスにおいても役立ちますし、将来的にアニメーターや3DCGデザイナーを目指す人にとってデッサン力は必須と言えるでしょう。

作品研究

映画、アニメーション、ミュージックビデオ、現代美術、写真などの映像にまつわる表現を鑑賞します。作品のテーマや構造、社会的な背景や作家の特徴について知ることで、映像に対して理解を深めると同時に幅広い視野を獲得していきます。作品を「観る力」を養うことは作ることと等しく重要な意味を持ちます。それはイメージ表現や小論文などの入試対策に役立つのみでなく、自身が今後どのような作品を作り、どのように活動していくのかということを考えるための大事なヒントになります。

映像実習

ショートムービーや写真作品などを、グループワークと個人制作の双方で制作します。カメラの使い方や編集方法について学んだ上で、絵コンテ制作やミーティングを経て実際の撮影を行います。大学進学前に映像制作を経験しそのプロセスを知るメリットは大きく、自身の能力を俯瞰して観ることができるようになるだけでなく、推薦入試の資料として役立つことはもちろんのこと、普段の映像鑑賞でも大きな気づきを得る機会になります。特別な機材や事前の知識は必要ありません。

推薦対策

各大学の推薦入試、AO入試対策を夏季講習会から冬季講習会までの期間で行います。推薦調書の書き方、作品制作のアドバイス、ポートフォリオ制作、プレゼン、ディスカッション、小論文、面接まで、多様化する入試の形態に対応しています。